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ルワンダの英雄!?カリスマ的大統領、ポール・カガメについて

こんにちは、bashiです。
 
今日はルワンダの大統領について取り上げます。
 

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名前は「ポール・カガメ」。彼は「ルワンダの英雄」ともてはやされる一方、「独裁者」と批判されることもあります。
 
一体、「ポール・カガメ」とはどのような人物なのでしょうか。
 
<目次>

「ジェノサイド」を終結させた「英雄」

突然ですが、皆さんは「ルワンダ大虐殺(ジェノサイド)」についてご存知ですか?
 
1994年、ツチ族(少数派民族)とフツ族(多数派民族)との内戦状態であったルワンダで、当時大統領のハビャリマナ大統領(フツ族)が乗った飛行機が何者かによって墜落させられ、大統領が亡くなりました。
 
それを契機として、フツ族ツチ族や穏健派フツ族を無差別に殺害する「ジェノサイド(大虐殺)」が発生。約100日間にルワンダ全人口の20%、約100万人が殺害されたと言われています。
 
その「ルワンダ大虐殺」を収束させ、ルワンダ内戦の終結に導いた立役者が、
カガメ現大統領です。
 
カガメは内戦中、隣国ウガンダへ逃れたツチ族難民によって構成された反政府組織(当時政権を握っていたのは多数派のフツ族)・「ルワンダ愛国戦線(RPF)」の最高司令官であった。ジェノサイドが発生すると、ツチ族をジェノサイドから救うという名目のもと、RPFはルワンダに攻め入り、全土を制圧。ジェノサイドを終わらせました。
 
カガメは副大統領兼国防相やRPF代表を歴任した後、2000年に正式に大統領に就任しました。
1994年のジェノサイド以降、2003年と2010年に大統領選挙が行われたのですが、いずれも90%以上の得票率で当選。国民からの支持は非常に絶大と(数字からは)言えます。
 
以前の記事でも取り上げたように、ルワンダはジェノサイドから今日に至るまでの急速な経済発展、特にICT分野の発展が目覚ましく、街中にゴミ一つ落ちていないクリーンな環境で、治安が良く安心して暮らせる国を実現しています。この「アフリカの奇跡」と言われるジェノサイドからの復興の立役者として、ポール・カガメはルワンダ国内外問わず多くの人たちから「英雄」としてたたえられています。
 

批判的な勢力は徹底的に排除する「独裁者」?

 
しかしながら、カガメに対しては「独裁者」だという批判もあります。
 
例えば、2010年の大統領選時には、立候補を予定していた反政府を掲げる野党の候補者が、書類の不備を理由に立候補を取り消される事案が発生。また、選挙前にカガメ政権に批判的な野党幹部が謎の死を遂げたり、カガメ大統領に対してネガティブな記事を書いたジャーナリストが逮捕されたり、と反政府勢力の言動を徹底的に弾圧しています。
 
(出典)

www.hrw.org

 
2016年のルワンダ報道の自由度ランキングは180か国中161位。反政府的な言論や報道は非常に厳しく制限されていることが数字からも見て取れます。
 
(出典)

rsf.org

 
また、2015年には大統領の任期にかかる憲法を改正し、
カガメ大統領は2034年まで大統領の座に居座ることができるようになりました(というより意図的に憲法を変えた?)。
 
(出典)

allafrica.com

 
以上のことから、ポール・カガメは自分に批判的な勢力を封じ込め、権力を維持するために憲法まで変えてしまうということから、「独裁者」だと批判を受けているのです。
 

今後のルワンダについての考察

 
ではもし、カガメ大統領がいなくなったら、
ルワンダはどうなるのでしょうか?
ひょっとすると、今保たれている秩序が乱れ、再び民族紛争が始まるかもしれません。
 
でも、国民一人ひとりが、2度とあの「悲劇」を繰り返してはいけないという認識が深く刻まれているはずです。
 

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今後、ルワンダと深く関わる身として、引き続きルワンダの政治について情報を追ってきます。
 
このブログにも随時情報発信をしていくので、よろしくお願いします。
 
 
bashi
 
 
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